LCOS-SLMの選び方

浜松ホトニクスでは、さまざまな用途に対応できる豊富なラインアップでLCOS-SLMを提供しています。
最適なLCOS-SLMを選ぶために、以下のポイントを考慮して選定することをお勧めします。

使用する光源の光量に基づく選定

搭載しているミラーや放熱方法の違いにより推奨平均光量が異なる4つのタイプがあり、用途に合わせて選択できます。

なお、光源のピークパワーについては「LCOS-SLMに関する特性」の「耐光性」ページで測定例をご紹介しています。

アルミで構成されたCMOS素子上の画素電極による光の反射を利用しており、広域の反射帯を有するため幅広い波長範囲で使用できます。

画素電極上に、特定のレーザ波長に合わせて専用設計した誘電体多層膜が形成されています。
広波長帯域タイプと比較して反射率が高く、LCOSのチップ内部での光の吸収が低減されるため、光利用効率と耐光性にすぐれています。

特定波長向けタイプのヘッド部に水冷ヒートシンクを搭載し、レーザ照射による液晶の温度上昇を抑制して、耐光性をさらに向上させているため、高出力レーザにも対応可能です。

水冷ヒートシンクに加えて、ガラス基板にサファイアガラスを採用し放熱効率を高めることで、耐光性を高めています。金属加工に使用されるような700 W以上のレーザにも対応可能です。

使用する光源の波長に基づく選定

照射されるレーザ光の波長によって、最適なモデルはタイプごとに異なるため、使用するレーザ光源の波長を考慮して選定する必要があります。

現在、400 nmから2050 nmの範囲に対応したラインナップを取り揃えています。使用される光源に合ったモデルをお選びください。

LCOS-SLMのラインアップ一覧

ぞれぞれのタイプの推奨平均光量と、各モデルの対応波長をまとめた表です。使用する光源に合わせて最適なモデルを選定することが可能です。
こちらの表から各タイプ / モデルの詳細ページをご覧いただけます。

*1 単位面積あたり500 mW/cm2以下を推奨。

*2 照射条件に依存するため、詳細についてはお問い合わせください。

製品の購入やさらに詳しい情報についてはお問い合わせください。

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